歩き始めたお子さんは転んだり、ぶつけたりと本当に目が離せないですよね、、
そんなとき「痛くない、痛くない!大丈夫!」というふうに声掛けをしていませんでしょうか?
お子さんの転んだりして痛い感情を、大人の「痛くない!」の言葉に打ち消されてしまいます。
こんな時の声掛けについてご紹介していきます。

1. お子さんが怪我をしたら「痛かったね~」と共感してあげましょう!
怪我をしたときはもちろん感情としては「痛い」ですよね。
そこに大人が「痛くない」と言ってしまうと、お子さんは自分の痛い感情を押し殺してしまいます。
これは自分のことを否定されていることと同じです…。
なので、お子さんが転んだりぶつけたりした際は「痛かったね~」とお子さんが今思っている感情を言ってあげましょう!
そうすることで、「ママ、パパはわかってくれている」「痛い気持ちに蓋をしなくてよい!」というふうにお子さんを否定せず安心させてあげることができます。
2.「痛かったね~」からのアフターフォロー
お子さんが怪我をしたとき「痛かったね~」の声掛けはもちろんですが、ワーワー泣いているときはどのように対応したらよいか迷いますよね。
その場にいる際は、優しく抱きしめてあげましょう!
そして、怪我をした場所を確認し、そこにはあまり触れないようにします。
お子さんが落ち着いて泣き止んだらたくさん褒めてあげましょう!
「よく頑張ったね!」「よく我慢できたね!」「強い子だね!」
痛いことを我慢できたという事実を褒めてあげると自己肯定感の向上にもなります。
3.「痛くない、痛くない!」と言い続けると、、、?
痛い思いをしてそこに「痛くない!」という声掛けにより、自分の感情を押し殺して我慢することになります。
自分の感情をぐっとこらえることは、
《自分は我慢しなきゃいけないんだ》
《自分の気持ちをこの人は理解してくれないんだ》
《自分のことを認めてくれないんだ》
という気持ちになり自己肯定感の低下につながります。
ついつい「痛くない」と言ってしまったときは「よく我慢できたね」などの声掛けを追加すれば、 お子さんは自分が我慢できたことを認めてくれたと思うので、言ってしまった際は言葉を追加しましょう!
余談ですが、知り合いの主婦の方からのお話なのですが、その方はお子さんが転んだときに「痛くない!痛くない!」を言い続けたそうです。
そのおかげであまり泣かなく強い子に育った、とおっしゃっていました。今では20歳の娘さんということで、しっかりとした大人になっていました。
実際は、「痛かったね」という声掛けと「痛くない」という声掛けはどちらも使い方によってはどちらも正しいといえると思います。 うまく使い分けができるといいですね◎

~最後に~
お子さんは、生まれてからたくさんの危険と隣り合わせで生活をしています。 一度も怪我無く大きくなったよ!なんてことは理想的ですが難しいと思います・・・
成長と共に危険はたくさんありますが、お子さんが痛い思いをすることがあれば気持ちに寄り添ってあげましょう。
昔は「そんなの甘やかしだ!」なんて言われるかもしれませんが、今の教育と昔は別物です。
おばあちゃんやそのほか見守ってくださる方は「痛くない」というかもしれませんが、もし可能だったら声掛けの相談をしてみてください。
実際うちのおばあちゃんも痛くない!とずっと言っていましたが、今は子供目線で声掛けをして~と伝えています。
家庭により様々な考え方があると思いますので、一つの家庭として参考にしていただけたら嬉しいです♪