私は高校卒業後も就職はせず、様々な飲食店のアルバイトや夜の仕事をしながら、連日新宿や六本木で遊び呆けていました。その中でも煌びやかで刺激的なホステスの仕事は性に合っていたのか、いくつかのお店に移転しながらも、妊娠し結婚するまで続けました。今回は、ごりごりの夜職人間だった私が、なぜ子育てをしながら日中働くことにしたのかをお話します。

一日のルーティーンの違い
はじめに、ホステス時代と現在の基本的な1日の比較です。
起床
【昔】
起きるのは早くて午後13時頃。二日酔いがひどいときは夕方頃に起き出す。
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【現在】
午前6:30~6:50の間に起床。うっかり寝坊すると朝から大慌てです。
起床後
【昔】
起床後、ご飯をのんびりと食べてスマホでお客さんに連絡を入れる。
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【現在】
子供と自分の朝ごはん・着替え・ゴミ出し・洗濯等やることはたくさん。スマホを見ている時間なんかありません。
お風呂
【昔】
軽く家事を済ませたら、熱いお風呂にゆっくりと浸かり前日のむくみや、お酒を体外に排出していく。
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【現在】
お風呂は夜に子供と入るか、子供が終わったあと入ります。子供に合わせお湯はぬるめ。おもちゃだらけのお風呂で子供と遊ぶか、一人の時はおもちゃに囲まれてひと時のリラックスタイム。

お風呂上り
【昔】
顔には肌質に合った化粧水・乳液をしっかりと塗り込み、体全体もたっぷり保湿剤を塗っていく。長い髪にも洗い流さないトリートメントを塗って時間をかけて乾かしていく。
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【現在】
顔はオールインワンジェル一択!半裸状態で子供の着替えを済まし、髪を乾かし、少し乾いてしまった体に、保湿剤を塗りたくります。子供に怖がられつつ気休めの顔面パックをしながら、出産後、どんどん短くカットしていった髪を適当に乾かしていく。(夏場は乾かさないことも)
仕事
【昔】
ばっちり化粧を済ませたら華やかで露出度の高い服に着替え、香水をつけ、高いヒールを履いて夜の街へ出勤。
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【現在】
在宅勤務のため、平日のすっぴん率は90%以上。たまにメイクするとこれで大丈夫かなと不安になります。服装は動きやすさ重視。スニーカーかムートン愛用。少しでもヒールがある靴を履くと筋肉痛になります。
お酒
【昔】
プロのヘアメイクさんに髪を綺麗にセットしてもらい、華やかなドレスに着替えてお仕事スタート。好きなお酒は赤ワインと日本酒。一晩でワインボトル2~3本開けるなんて日常茶飯事。酔っ払いながらも仕事は遂行。時々飲み過ぎて潰れて動けなくなり、男性従業員に運びだされる。
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【現在】
お酒は今でも好きですが、二日酔いでの育児は地獄。。なので、たまに飲んでもほろ酔い程度でストップ。そもそも普段飲まなくなったので、数杯で酔っ払います。
睡眠
【昔】
夜中の3時~5時頃帰宅。化粧を落として就寝。
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【現在】
21時台の子供の寝かしつけ中に一緒に寝落ちしてしまう日々です。遅くても23時までには就寝。寝ないと体力回復しません。(ただし、早く寝たところで全快にはならない)
休日
【昔】
休日は週に三日ほど。それ以上休むことも日常茶飯事。休日は友達と遊びにいく・行きつけのBarに飲みに行く・美容院は月一回以上、ネイルサロンとまつエクサロンは月に二回以上行って美容にお金と時間かける。
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【現在】
仕事が休みの土日は朝から晩まで育児と家事。平日より疲れます。ネイルサロンやまつエクサロンにはほぼ行かなくなり、美容院も前もって夫に行くことを伝えて子供を見ていてもらい、3~4か月に一回くらいの頻度で近場の美容院で済まします。
お給料
【昔】
時給制で時給は昼職より高く、日常問題なく暮らしていける+α 十分に遊びに行けるだけのお給与はいただくものの、売上やノルマの達成ができないと、早退や時給ダウンの対象に。またお客さんとの関わりや、売上が作れない時期は焦りから精神的に病んでしまうことも多々ある。
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【現在】
時給制→月給制に変わり収入も安定。月収自体は減ったものの、夫との収入の合算で十分暮らしていけています。毎日のプレッシャーからも解放され福利厚生を受けられる立場になり(社会人)として認められたような気がします。

不自由を感じることもあるけど幸せな日々
今と昔の生活は何もかもが真逆!ホステス時代は時間に囚われず、自由気ままにやりたい事だけやっていたので精神的には疲れていましたが、体力的には楽でした。ママになった現在は、時間も体力もいつもギリギリで過ごしていて、ホステス時代より圧倒的に大変なことばかりですが、大好きな子供の成長を見守る日々はとても充実していて、ホステス時代より圧倒的に幸せです。
次の記事では『コロナ渦での決心!専業主婦からワーママに』をお送りいたします。
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