ママさんたちが何度も直面する母乳問題!
産後すぐにおっぱい指導があり、足りなかったらミルクを足すなど、赤ちゃんが産まれた後も大忙しの毎日です。妊娠中は「母乳で育てたい!」と思っていたが全然母乳が出ない…このようなお悩みも多いと思います。
今回は私の実体験も含めて、母乳育児をメインにお話ししたいと思います!

1. それぞれのメリットデメリット
よく言われている「母乳育児」と「ミルク育児」のメリットとデメリットをお話しします。
『母乳育児』
<メリット>
●免疫物質を送ることができる
● 消化が良い
● お金がかからない
<デメリット>
● ママしか対応することができない
● 母乳の間隔が安定するまで2ヶ月ほどかかる
●母乳トラブル(乳腺炎・母乳過多・母乳不足)
『ミルク育児』
<メリット>
● ママ以外も対応可能
● ママの時間ができる
● 仕事との両立がしやすい
<デメリット>
● お金がかかる
● 荷物が多くなる
●消毒などの手間がある
2. 母乳育児について、私の実体験!
実際私は息子を育てた時、生後1ヶ月以降から完全母乳で育てました!
入院しているとき、おっぱいマッサージをしてもらってから、母乳の出が良すぎて初日からおっぱいが岩になりました、、横で寝るのも仰向けで寝るのも本当に辛かったです。
そして母乳育児は思ってた以上に大変だったため、最初はミルクと混合であげていました。
2週間検診の際に助産師さんより「ママが頑張ればミルクいらないと思うよ〜おっぱい頑張ってみる?」と言われて、生後2週間後くらいから母乳育児を本格的に頑張りました!
完全母乳にしてからはさらに大変でしたが、母乳が出る方だったので、割とスムーズに完全母乳まで辿り着きました!
ちなみにもともとはAカップの大きくない胸です…母乳が出るか出ないかは本当に体質によりますので、おっぱいの大きさは全然関係ありません!
3. 免疫物質とは?
メリットについて一番よく聞くのは「免疫物質を送ることができる」ということがみなさん気になることかと思います。
例えばママが風邪をひいてしまった時、ママの体の中では風邪をやっつけるために免疫物質が生産されます。
その生産された風邪に対する免疫物質が母乳を通して赤ちゃんに送られていきます。
この時、赤ちゃんは風邪にかかったことがなかったとしても、母乳を通じて風邪に対する免疫物質を送り込まれているので、風邪にかかったとしても悪化がしにくい身体になります!
こう聞くとすごいですよね♪ ですが、この免疫物質を母乳を通じて送るというのは、ほんの微々たるものにはなっていきます。
そもそもですが正産期(37〜41週)で産まれた赤ちゃんについては「胎盤免疫」というものをママからもらって産まれてきます。
免疫物質を送ってあげたいという理由が最も適しているのは未熟児で産まれてきた赤ちゃんです。
胎盤免疫をあげきれなかった未熟児で産まれた赤ちゃんに対しては母乳育児で免疫物質を送ることは大切だと思います。
ですがこの場合、NICUに入っている赤ちゃんや吸う力が弱い赤ちゃんもいて直接吸わせることができない状態の場合が多いと思います。
そんな時は初乳だけでもあげるだけで免疫力はアップします!ママの初乳は免疫物質をたくさん含んでると言われています。なのでここはしっかりと赤ちゃんにあげてください!
4. その他のメリット
免疫の部分でたくさんお話をしてしまいましたが、母乳育児にはまだまだメリットがあります。
・消化が良い!
よく言われる「母乳は消化が良いから、赤ちゃんが欲しがったらすぐにあげて〜」ということですが、これはこの通りたくさんあげてください!
ですが、今のミルクは本当に進化をし続けていて、ミルクも赤ちゃんが欲しがるときに足してあげても良いという病院も多いです。
なのでこの消化が良い、という点については母乳もミルクも五分五分ということです。
・お金がかからない!
そして私が一番メリットと思っているのは、お金がかからない!という点です。
これは目に見えてメリットと言えると思います。が、お金についても落とし穴があります。
お金がかからないというのはあくまで母乳トラブルがなかった人に限ります。母乳が多い、少ない、乳腺炎になるなど母乳育児というのはトラブルがつきものです。
このトラブルを回避するためには、母乳外来に通ったりしないとスムーズに母乳育児に取り組めない方もいます。
母乳外来に通った場合、月の粉ミルク代と大差がないことが多いのです。なんともいえない金額問題です…
もちろん、母乳外来にかからずスムーズに母乳育児をできる方もいます!自分の体と相談しながら進めていきましょう♪

~最後に~
今はミルクが進化を遂げているので、母乳育児だからたくさんメリットがある!という世の中ではなくなりました。
ですが母になり母乳育児を頑張りたいという方のお役に立てたら嬉しいです。
初めと終わりは辛いところもありますが、母乳はなんて楽なんだ!!という期間のほうが長いので、母乳がたくさん出る方はぜひ母乳育児をおすすめします♪